さ〜て、今年で11回目の天響祭の報告で〜す!
1997年から明日香村で行われている和太鼓と音楽の祭典、「まほろば天響祭」。
今年はなんと11回目、そして無事に終了致しました〜!
延べ5000人ものお客さんが明日香村の石舞台公演に大集合、本当に大盛況でした。
ご来場下さったみなさん、ありがとうございました!!!
それにしても、相変わらず天気にはひやひやさせられましたよ・・・。
天響祭の一週間前、PCで週間天気予報を見た私は、11日(天響祭当日)の青い傘マークにビックリ。
その日の前後はきっちり晴れマークなのに、11日のところにだけ「傘マーク」があるのです。
どうにもならないと解っていながら、マウスポインタの矢印で「うりゃうりゃうりゃぁ〜!」とその傘を突いていた私・・・。
3日前になっても、2日前になっても、依然その青い傘マークは消えず、「うう〜む・・・」とみんなで頭をかかえながら、毎日、会場の設営を続けておりました。
そして本番を翌日に迎えた10日夜。
会場の準備は万全。
リハーサルも終わった会場に、静かに雨が降り出したのでした。
次第に強まる雨脚に徹夜で対応するスタッフ。
あちらこちらから吹き込む雨にびしょぬれになりながら、朝を待ちました。
「せめて、開演前に雨が止んでくれたらなぁ」
そんなみんなの願いが通じたのか、朝まで降り続いた雨は少しずつ小雨になって、やんだかな?と思っていると、昼前には太陽の光がピッカーン!!!
ああ、これも私の日頃の行いの賜物?という勘違いもご愛嬌・・・
「やったー!晴れたぜ!!!」と会場に集まったスタッフ200人と共に、準備にラストスパートをかけたのであります。
ぞくぞくと集まってきてくれる観客のみなさんに緊張が高まる中、午後3時、「大地の鼓動」と題してアマチュア太鼓団体のコンサート開幕。
出演してくれた団体は、奈良県の「やまと獅子太鼓」、「TEROSICHORE」、「飛鳥太鼓」、「まほろば太鼓団 魁会」、「聖徳中学校」、「倭太鼓 榛」、「御所太鼓 燿」、「魂源堂太鼓道場」。
滋賀県から「小佐治すいりょう太鼓」、愛知県から「和太鼓 第一旭」、大阪府から「太鼓集団 怒」のみなさんです。
同じ和太鼓と言えど、グループが違えばこんなに雰囲気が違うものなんだなぁと、いつもながら関心します。
天響祭は和太鼓のグループがお互いに刺激を受ける場所。
今年は明日香村の子供達もたくさん参加してくれていて、いい感じでした。
キャラクターの違うグループ、メンバーがひとつになって演奏するアンコールの「日向」の演奏は、本当に聴き応えがありました。
その後、ゲストコンサートには、倭、BBBB(ブラックボトムブラスバンド)と元レベッカのNOKKOさんが出演。
実は、BBBBさんとNOKKOさんは、3年前の天響祭にもゲストで出演して下さいました。
前回は、タイミングが悪くてBBBBさんのコンサートをまったく拝見する事ができなかったのですが、今回はBBBBさんの後に倭の演奏があったので、舞台袖で見せていただくことができました。
いやー、やられましたね・・・。おもろいじゃないですか!盛り上がるじゃないですか!さすが、メンバーが関西人!おみそれ致しました。
メンバーのみなさん、これまた気さくで人あたりのいい人ばかりなんです。
私的には肌が合うというのか、何というのか、もうBBBB最高〜という感じのコンサートでした。
そしてそして、NOKKOさん登場です。
あ〜、あの透き通る歌声・・・!
何もかもが浄化されていくようです。
明日香村の山や川や空や、石舞台の石までもが、NOKKOさんの歌声にじーっと耳を傾けているような気がしました。
人の歌声ってすごいですよね。
和太鼓も同じですが、やっぱり生で聴くのが一番です。
CDやTVで聴くのとはまた違う、振動が直接心に届く感じがしました。
最後の最後に倭とBBBBとNOKKOさんで「崖の上のポニョ」をやりました。
「ポーニョ、ポーニョポニョさかなの子〜。青い海からや〜ってきた〜。ポーニョ、ポーニョポニョふくらんだ〜まんまるおなかの女の子っ」です。
知ってます?宮崎駿ですよ。みなさん、映画見ました?実は偶然にも倭メンバーはツアーから帰って来て映画を見ておりましたので、曲を知っていましたっ!いえ〜い!
これがもう・・・楽しかった。ポニョ、最高!!!
そして、「聖者の行進」もやりました。聖者の行進やって、気分が盛り上がって盛り上がったところでカウントダウン!!!
「10、9、8、・・・・・・・・・0!!!」
ドーーーーーン。
花火です。夜空にピカピカー、ドカーンと打ち上げられる花火。
会場の設営で2日間ほぼ徹夜の倭のメンバーも、目を充血させながらあんぐり口を開けて見とれていました。
疲れもぶっ飛びです。
一体となった会場の雰囲気が夜空に打ち上げられて、天響祭は幕を閉じました。
天響祭は、「大地の鼓動」出演メンバーがスタッフとして会場の設営から舞台準備、屋台の運営も行っています。
なにぶん至らぬ点もあったかと思いますが、本当にたくさんの方にご来場いただき、多くの温かい言葉をかけていただきました。
本当にありがとうございました。
スタッフのみなさんもお疲れ様でした。
これからも天響祭をどうぞよろしくお願いします。
|