エクスタジアに出演した帰り、佐渡へ寄りました。
はい、ここで問題です。
なんでまた倭は、佐渡へ寄ったでしょうか?3択です。
1、佐渡おけさを習いに行った。
2、天然記念物である朱鷺(トキ)を見に行った。
3、鼓童さんとこへ行った。
答えは・・・3番。
鼓童さんのところへおじゃましたのでしたー!!!
28日早朝。
前日のエクスタジア公演の疲れもなんのその。石川から高速を飛ばして3時間。新潟から佐渡汽船に乗って3時間。
太陽は真上。夏の佐渡に到着です。下船すると懐かしいメンバーの皆さんがお迎えに来て下さっていました。
積もる話はあるけれど、まずは宿に入って一服です。若手メンバーはすぐさま鼓童釣りクラブ?の2人と一緒に釣りへ。
それ以外のメンバーはお昼寝です。
目を閉じたと思ったら、あっというまに午後5時。鼓童のバスが宿に迎えに来てくださり、鼓童村へ出発です。
途中、「佐渡太鼓体験交流館」も見学させていただきました。
そこには鼓童さんが作ったという手作りの大太鼓が置いてあり、観光の人達にワークショップ等も行うところだそうです。
2階の窓から大きなデッキに出ると、佐渡の島と海が見渡せます。海からの風が心地よく、なんとも奇麗な景色でした。
さあお待ちかね。鼓童村に到着です。
さっそくミーハーな我々は鼓童村を探検。鼓童さんの練習場も見せていただきました。
とても広くて、数えきれない程の太鼓、衣装、大道具・・・。
そこには鼓童の歴史を感じる重厚な空気が漂っていました。
ままま、どどどどーぞどーぞ・・・という感じで鼓童食堂に案内してもらうと、そこではすでに宴の準備が整っておりました。
かの偉大なる大太鼓奏者、藤本吉利さんがなんとコック長のぼうしをかぶっているではありませんか。そしてその筋骨隆々の腕から生み出されるなんとも奇麗なだし巻き。
はたまた建物の外では、かの偉大なるエンターテイナー齋藤栄一さんが威勢よく焼き鳥を焼いて下さっていました。
偉大なる鼓童の面々が繰り出すいろんな料理が次から次へと並んで、テーブルはあっという間に大賑わい。
いただきま〜す!
の掛け声もそこそこに食い散らかし放題な状況です。
そしてなんと宴たけなわの真ん中に桶胴太鼓が横打ち台に乗せられて出てきたのです。
そこからは「鼓童の芸?100連発!」状態・・・。
八丈太鼓では、打ち手が次々に入れ替わって打つのですが、なんと小島千絵子さんの優雅な演奏まで飛び出してびっくり!
ついには倭メンバーにもばちがまわってきました。ひょえー、いいのか?
想像通り、な〜んとも言えぬへっぴり腰(-_-)演奏でした・・・。
鼓童さんもさぞかしビックリ仰天だった事でしょう・・・。
いやはやとにかくめったに経験できない宴会でありました。
お話、お料理、芸?いろんなものをいただいて、そんな宴をひとことで言うならば
「鼓童、恐るべし・・・。」
楽しい時間はそれこそあっという間。
そろそろ時間なので・・・とバスに乗り込んだところで、鼓童の名曲「彩」の演奏が聞こえてきました。
夏の佐渡。
鼓童村の夜空。私たちを見送って下さる笛と太鼓です。
ちょっと寂しいけれど、「太鼓ってやっぱりいいなぁ」と温かい気持ちになりました。
驚いたことに、翌日の朝にも鼓童の皆さんはフェリー乗り場まで見送りに来て下さいました。
そしてフェリーが出港する寸前、どこからともなく太鼓の音が・・・。
あああ、やられましたよ。
これにはやられました。
人の心の温かさに触れた時の「ジーン」とする感じを久しぶりに味わいました。
聞こえてきたのは再び「彩」。
いつの間にか鼓童のメンバーが港に集まって笛やら太鼓やら、藤本さんの必殺玉子焼き器まで総動員して演奏をして下さっていました。
(藤本さんはやっぱしコック長のぼうしをかぶってるし、最高!!!)
「うわー!みんな来てくれてはる〜!!!」と甲板の倭&観光客のみなさま一同あぜんです。
みなさん、私たちが遠く遠く離れて見えなくなるまで演奏を続けてくれました。
鼓童の魅力の一旦を感じた旅でした。
※
佐渡で鼓童アースセレブレーションが開催されます。
詳しくはwww.kodo.or.jpで!
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